セルフトークの方法-「もうひとりの自分ではなく、ふたりの自分がいる」と仮定する

セルフトークの本では、もうひとりの自分がいて、そんな自分が自分に質問をしてくる、といったやり方が主流かもしれませんが、もっと効果的な方法があります。この記事では、タイトルの通り、はじめから「二人の自分がいる」という形でセルフトークを教えていきます。

自分の中に2人いるとは、イメージしずらいかもしれませんが、こう考えるとわかりやすいです。

このモデルが優れている理由

客観的な視点からセルフトークができる点です。

人には、必ず相反した2つの側面がある

  • 行動したいんだけれど、行動できない自分がいる
  • 自由に生きたいんだけれど、指示に従うほうが楽
  • 多くの人に囲まれたいが、ひとりのほうが楽だと感じる

この場合、意志と行動が矛盾しているようにも思えます。ですが、人の考えはそもそも矛盾をしているものです。

矛盾している自分を受け入れる

一方で、その矛盾をしている理由こそに自分でも気づいていない本当の答えがあります。

従来のコーチングの場合、コーチはクライアントの「意志」や「行動」に働きかけながら、適切に質問をしていき、この矛盾を解いていきます。

ですが、セルフトークの段階ではそこまでしません。

まずは、自分は矛盾している、ということを受け入れて、その矛盾した要素を2つに分けてみます。

ふたりの自分を対話させる

例えばこのように

  • 行動したい自分
  • 行動できない自分

「行動したいけれど、行動できない」と両方をセットにして考えると迷うだけです。

「行動したい自分」と「行動できない自分」が自分の中にいるんだ気づけば、次はその2つの理由を別々に掘り下げて考えていくだけです。

セルフトークの具体例

ここは文章だけだとわかりにくいので、下図をご覧ください。これは、私がかつて行ったセルフトークです。

個人事業主向けのウェブデザイナーの仕事をしたいと思いながら、なかなか行動に移せないときがありました。

その時に行ったセルフトークを図にしてみました。

セルフコーチングの例

セルフコーチングの例。画像をクリックすると拡大します。

この場合、左側のピンクが「ありたい自分」と右側のブルーが「現実的に考えている自分」です。

このように、2つの自分がいると気づいたら、その2つを分けてみて、そこから掘り下げて考えていくと考えがまとまってきます。

展開や掘り下げも可能

このワークに慣れてくると、さらに下へと掘り下げたり、3つや4つの理由なんかも用意で来たりします。

ですが、はじめからたくさん枝分かれさせることは、あまりお勧めしません。

考えることが多すぎて、途中で混乱してしまうからです。

まずは2つくらいから始めるのが適切ですね。

セルフトークについて理解したところで、セルフコーチングについて一緒に考えていきましょう。

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