コーチング・自己理解に性格類型は効果的か?
性格類型とは?
個人の性格や価値観を分類するツールのことです。
例えば、こんなのは全て講義の性格類型に含まれます。
- エニアグラム
- エゴグラム、MBTI
- ウェルスダイナミックス
- ストレングスファインダー
- 血液型占い・動物占い
- 数秘術・カバラ
占いやスピリチュアルも性格類型に含まれます。
性格類型の効果について
人をタイプ分けするという考え方は、古今東西にたくさんありますが、性格類型通りに厳密に人の性格を分けられるかというとそんなことはありません。
ひとりひとりが固有の存在であり、本当にその人に焦点を当てようとするなら、性格類型は一定のステレオタイプに縛られるため、弊害にすらなります。
では、なぜ性格類型を勧めているのかというと、自己理解をするときにある効果は期待できるからです。
効果1.体系的に性格について理解できる
性格類型だけでは人は100%その人についてわかるわけではない。
これは認めます。実際にその通りです。
ですが、100%その人についてわからないまでも、30%、40%、50%、もしかしたら80%まではわかるかもしれません。完全に理解するのは無理でも、一定のレベルの傾向やパターンはつかめます。
100%正しいものでなければ受け入れられない!という考えなら、あらゆる学問が成立しなくなります。
もちろん、決めつけや当てはめはするべきではありません、性格のデーターベースとして傾向を知れる効果はあります。
効果2.表現力・ボキャブラリーが向上する
これは性格類型を学ぶいちばんの効果だと考えております。
人に性格について何らかのお話をするときに、性格類型論を学んでいる人のほうが、表現力が高く、ボキャブラリーを豊富にもっています。
例えば、あなたがコーチとしてクライアントと以下のやり取りをしているとします。
コーチの支援
- あなたは、創造性に優れている。きっとよいクリエーターになるはずだ。
- あなたは、人と協力をして、何かを進めていくのが得意である。人を支援する仕事に向いている。
- とても多彩な表現力ですね。その言葉を使って、人々を幸せにしてあげてください。
クライアントの相談
- 何かに挑戦したいんだけれど、行動力がなくて…どうしたらいいか悩んでいます。
- よく人から知識はあるけれど、知恵はないよね。といわれます。何でですか?
- やっぱり仕事は完璧にやらなければならないんですか?その自信がなくて。
- 世の中、やっぱりお金でしょ。お金は力ですから。
ここでの問題は、同じ言葉を使っているのにも関わらず、言葉の意味がかみ合わず、結果としてコミュニケーションが上手くいかないケースです。
このようは経験をお持ちではないでしょうか?