パーソナリティー心理学-パーソナリティー、ペルソナ、気質の違い
パーソナリティー(性格)
パーソナリティー研究の第一人者オールポートの研究が非常にわかりやすいです。
オールポートはパーソナリティーを以下のように定義しました。
パーソナリティーとは、個人のうちにあって、その個人の特的な行動や思考を決定する心理物理的体系の力学的体制
知能、態度、興味、価値観などもこのパーソナリティーに含められ、性格よりも広い概念で用いられることが多いです。
また、パーソナリティーが形成される要因は、個人が環境に適応するための手段であると指摘しています。
- キャラクター
- ペルソナ
- 気質
キャラクター
語源は刻み込まれたもの。その人が先天的にもっている独自性です。
ペルソナ
パーソナリティーの語源となるペルソナ。演劇の世界で使用されていた「仮面」を意味する言葉です。
同一人物であっても社会的な役割や状況に応じて異なる「人格」を演じ分けている状態です。
気質-テラペレント
個人が先天的にもっている感受性の程度、反応の強度や速度に泡われるもの。
個人内部の生理学的過程との関連が深く、先天的に決定されやすいものと考えられる。
例えば、生まれたばかりの赤ん坊には性格は備わっていません。
それでも、すぐに泣く赤ちゃん、何か要求を満たしてほしいときに泣く赤ちゃんとそうでない赤ちゃんがいます。
これらの違いは、赤ちゃんの性格的な要因ではなく、活発性や活動性に関する違いだと判断できます。