マズローの自己実現欲求とは?安全、愛、承認欲求との違いを物語で解説

マズローの自己実現欲求について解説をしています。

物語でわかるマズロー

あるところに、絵が大好きな少年がいた

その少年は、いつか有名な画家になりたいと思って、毎日絵を描いていた。数年後にその少年は奨学金を受け取り美大に行くことができた。優秀な画家が集うその美大では競争の日々だった。少年は、競争に勝つために努力をした。そして、美大を卒業することには画家としてデビューできていた。

ところが、画家として生活をしていくのは予想以上に大変だと気づいた

絵を描いても高く売れなければお金が入らない。だから、技術を磨きながらも、自分の絵を高く売る方法を考えた。その青年は営業が上手だったため、画家をやりながら、美術品のリセラーをするようになった。また、自分の描きたい絵を描くのではなく人々が求める絵をたくさん描いた。画家&バイヤーとしても大成功。お金には困らない生活になった。

自分が孤独であることに気づいた

そんな孤独感を埋めるために、画家の社交界に積極的に参加をしたり、絵画を販売する会社を立ち上げた。仲間や部下に囲まれる日々。

リスペクトされたいと思った

さらに欲が芽生えた。「もっと多くの人から尊敬されたい」

本を書いて、美術の教室を立ち上げて、絵の先生になり、気づけばNHKの紅白歌合戦にも審査員として参加できるくらい有名人になっていた。

本当に欲しかったものは・・・

順風満帆にすべてを手に入れた画家の青年。

ところが、ある瞬間に気づいてしまった。

「あれ、僕は絵を描いているときが好きだから画家になったのであって、別に有名になりたいわけでも、お金が欲しいわけでもないんだけれど、、、、」そのことに気づいた青年は会社と自身の絵を売却して、たまったお金で丘の上でひとりのびのびと描きたい絵を描いていた。

マズローの視点

安全欲求→絵を描いても高く売れなければお金が入らない。生活が脅かされる恐怖

帰属欲求→特に言及していない

承認欲求→世間から認められたい

 

 

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